記憶力を上げるには

記憶力が大切な事は知っているけれど

どのように記憶力を上げるのか

分からないと元も子もありません。

 

ある本の中では

細かく観察する習慣が大切

と書かれていました。

細かく観察することで

何に注目すれば良いかが分かり

記憶力が向上するというのです。

 

これはピアノレッスンでも

同じではと思いました。

 

ピアノは書かれた楽譜を見て

考えて

弾いて

覚える

という作業の繰り返しです。

 

楽譜を観察して

同じフレーズはどこに出てくるのか

違うところはどこなのか

音の強弱はどうなのか

など細かく観察します。

 

習い始めて数ヵ月のお子さんも

楽譜に慣れてくると

「ここと、ここが同じ!」

という感じでたった8小節の曲からも

同じフレーズを見つけることができます。

 

この作業ができるようになってくると

暗譜もできるようになります。

つまり、記憶力がついてきます。

 

3ページくらいの曲を覚えて

両手で演奏するには

記憶力が高くないとできません。

 

ピアノを習っているお子さんは

「記憶力をあげるぞ!」と思って

ピアノを弾いていません。

何度も繰り返し練習して

楽譜を観察し考えて弾くことで

記憶していくのです。

 

手が勝手に動くようになると思う方もいますが

勝手に動くように感じるくらいまで

頭に音楽を入れることに集中した

結果だと思います。

 

 

自分で楽譜を観察する習慣が

なかなかついていない生徒さんは

 

「同じ音がならんている所はどこかな?」

「どこが違うかな?」

 

などと質問しながら

楽譜を観察して

自分で考えていくことができるように

練習していきます。

 

ピアノも勉強も楽しめる

お子さんが増えたら良いなと思っています。